2025年7月8日、韓国メディア・韓国経済によると、日本のディスカウントストア「ドン・キホーテ」の韓国初となるポップアップストアがソウル・汝矣（ヨイ）島の百貨店「ザ・現代ソウル」内にオープンし、早朝から約300人が列をつくり開店を待つなど、買い物客が殺到した。

韓国ではコンビニ大手「GS25」とのコラボで期間限定の出店となる。8日、百貨店の開店と同時に大勢の人が押し寄せ、警備員が「走らないでください」と制止する様子も見られたという。

記事によるとポップアップストアは「想像以上に小さかった」といい、入店待ちの列を作る「ウェイティングゾーン」も設けられていなかった。店側は「ポップアップストアに入店する際にウェイティング番号を取得しなければ商品を購入できない」と案内していたが、周知される前に数百人が行列を作っており、ストア内は混乱。買い物客が従業員に大声でクレームをつける場面などもあったという。「実際には番号がなくてもレジで会計できていた」「事前にこういう状況になることが予想できなかったのか」など、運営に対する不満の声も聞かれた。

また、ストアではドン・キホーテの自社ブランド（PB）商品約50種、GS25のPB商品10種、限定数の企画商品などが販売されたが、「思ったより品数がなかった」「在庫が少なすぎる」「日本に行った時は20万ウォン（約2万円）分は購入するが、今日はほとんどの商品が1人1点までの制限があったので残念だった」「日本に行くと必ずこんにゃくゼリーを5～6袋買うが、ここでは1点しか変えなくてがっかり。いっそ日本に行ったほうがまし」「行列を作ってやっとストアに入れたのに、品物があまりなくて、期待以下だった」など、厳しい声が上がった。

GSリテールは「開店ダッシュまでは予想していたが、物理的に統制が困難なほど人が押し寄せるとは思っていなかった。入店時の秩序維持のため人員を増やし、顧客の不満を最小限にとどめられるようにしたい」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ばかばかしいという言葉しか出てこない」「自分も日本旅行の時にドンキに行ったけど、特に欲しい物はなかった。行列を作ってまで買い物したい？。SNSに写真を載せるため？」「ちょっと何かがはやると人が殺到して大混乱。マスコミもあおる。こういう国民性はどこから来たんだろうな」「時間の無駄遣いをする人が多いんだな。あきれるよ」「わざわざ開店の何時間も前から待ってる人ってどういう人なんだろう。ドンキファン？ちょっとイタい人？」「ノージャパンを叫んでた人たちはどこに行った？」など、あきれ声のコメントが多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）