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中国では今夏の観光シーズン、ハイテク感と没入体験が各地の観光コース設計における新しいキーワードとなっています。写真は滕王閣。
中国では今夏の観光シーズン、ハイテク感と没入体験が各地の観光コース設計における新しいキーワードとなっています。多くの観光地は昼から夜まで時間帯に応じた多様な体験プログラムを設計し、夏の観光に活気をもたらしています。
中国南東部の江西省南昌市に位置する滕王閣は、唐代の有名な詩人王勃が詠んだ「秋日登洪府滕王閣餞別序」(滕王閣序)という詩で「江南の三大名楼」の一つとして名高い存在です。滕王閣を訪れると、バーチャルヒューマンの王勃がガイドとして観光客を出迎えてくれます。この「AI王勃」は滕王閣の歴史を語ることができるだけでなく、観光客の好みに合わせて観光順路をカスタマイズすることもできます。「AI王勃」の案内により、滕王閣内の建築物や石碑に刻まれた文字、対聯などが生き生きとよみがえり、よりよく理解できます。
中国中部の河南省開封市では、観光客は船に乗り「宋代の庶民の一日」を体験することができます。市内にある八つの観光スポットは、黄河と淮河 (わいが) を結ぶ運河「汴河」で数珠のようにつながり、観光客を引き付けています。
夜になると、10キロにも及ぶ遊覧船のルートで、観光客は宋詞を歌う伴奏付きの舞踊や古風舞踊、雑技などさまざまなパフォーマンスを観賞することができます。これらの夜間プログラムにより、多くの観光客は「ざっと見て回る」から「現地に泊まりゆっくりと回りたい」へと計画を変え、32%を超える観光客が、開封での宿泊を選択しました。
情報サイトの統計によると、観光客の「ざっと見て回る」から「没入体験」への転換に伴い、多くの観光地の体験プロジェクトの収入は前年比で倍増し、その伸び率は入場料収入をはるかに上回っていることが分かります。観光客の宿泊は特産品や民泊の収入増にもつながっているとのことです。(提供/CRI)
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