中国・雲南省大理市で道路上に寝そべっていた男児が走行してきたトラックにひかれて死亡する事故があった。中国メディアの九派新聞などが報じた。

報道によると、事故があったのは2日午後8時50分ごろ。監視カメラの映像には、4～5歳とみられる男児が、地面に投影された広告用のプロジェクションライトの光に興味を示す様子が映っている。男児がライトに体を重ねるようにうつぶせに道路に寝転がると、直後に左折してきた配送会社のトラックがそれに気付かず男児をひいた。

運転手がすぐに気付いて救急車を呼び、男児は病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。事故現場付近には男児の母親が働く店があり、男児は母親と共に店を訪れていて事故に遭ったとみられている。

また、配送会社は「警察の調査に全面的に協力し、遺族とも連絡を取り合っている。法に基づいて適切に対応していく」としている。

中国のネットユーザーからは「運転手はきっとつらいだろうな」「運転手に全責任を求めるのは酷だ。ライトによって視認性は極めて低かっただろうし、運転が荒っぽかったわけでもない」「保護者は何をしていたのか。保護者に責任がある」「子どもに対する安全意識を強化すべき。道路で遊んではいけないと厳しく教えるべき。普通3歳くらいの子どもなら理解できる」「保護者、トラックの運転手、広告を投影していた企業の3者それぞれに責任がある」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）