中国物流購買連合会は6日、6月の世界製造業購買担当者景気指数（PMI）を発表しました。データによると、指数は減少区間にあるものの、2カ月連続で小幅に上昇し、世界経済の回復力が上向いていることを示したとのことです。

6月の世界製造業PMIは前月比0．3ポイント増の49．5で、2カ月連続で上昇しました。米国の追加関税政策の行方が不透明で地政学的衝突が続いている中、世界経済の回復は依然として下向きの圧力に直面しています。世界銀行の最新の「世界経済見通し」報告書は、今年の世界経済成長率見通しを1月の2．7％から2．3％に下方修正しました。

中国物流購買連合会の何輝副会長は、「PMIは4カ月連続で減少区間を推移しており、世界経済の回復に対する抵抗が依然として大きいことを示している」と述べました。また各国はサプライチェーンの靭性を高め、技術革新を強化し、多様な市場レイアウトを推進するなどの観点から経済成長を安定させなければならないと強調し、引き続き多国間貿易の協力を揺るぎなく推進し、安定かつ持続的な経済成長の道を構築しなければならないと表明しました。

6月のアジア製造業PMIは前月より0．3ポイント上昇し50．7でした。アジアの製造業は拡大区間を継続して維持し、世界経済の回復をより良く支え、域内の主要国はいずれもプラスの変化が見られたことを示しています。（提供/CRI）