<卓球>孫穎莎があわや初戦敗退、33位のオーストラリア選手に辛勝

Record China    2025年7月7日(月) 11時0分

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卓球のWTT USスマッシュ2025女子シングルス初戦で、世界ランキング1位の「絶対女王」、中国の孫穎莎(スン・インシャー)が珍しく苦戦を強いられた。写真は微博のWTT公式アカウントより。

卓球WTT USスマッシュ2025女子シングルス初戦で、世界ランキング1位の「絶対女王」、中国の孫穎莎(スン・インシャー)が珍しく苦戦を強いられた。

7日早朝に行われた1回戦で孫は同33位のリウ・ヤンズー(豪州)と対戦。第1ゲームは出だしから4連続ポイントを挙げたが、徐々に点差を詰められ8-7に。それでも、そこから3連続ポイントを奪い11-7でものにした。第2ゲームは一転、序盤からリウのバックハンドにリズムを崩され1-6とリードを許す展開に。孫自身のミスも目立ち6-11でイーブンとなった。第3ゲームは孫がロングサーブからラリーに持ち込み得点を重ね、11-4で取り返した。

波に乗りたい孫だったが、続く第4ゲームは追い込まれたリウの積極的なプレーで主導権を握られ、1-8と大きくリードを許す。食い下がったが最終的に4-11で押し切られた。第5ゲームも序盤から一進一退の攻防が続き、孫の6-4となったところでリウがタイムアウト。しかし流れは変わらず、孫がここから5連続ポイントを奪い(11-4)、ゲームカウント3-2で勝利。2回戦進出を決めた。

中国メディアの騰訊網は「リウ・ヤンズーはオセアニアでは敵なしと言えるが、中国および世界のトップレベルの選手である孫と比べると明らかに大きな差がある。技術力や大舞台での経験など、あらゆる面で孫が相手を恐れる理由はなく、孫の勝利は確実と見られていた。しかし、思わぬことに危機に直面する場面があった」と報じた。

孫は試合後のインタビューで「最終的に勝てたのは良かった。(奪われた)第2、4ゲームでは集中し切れないところもあったが、最終(第5)ゲームでは集中力も上げられた」と語った。また、やや点差を離されてゲームを奪われたことについて聞かれると、「全体的には自分の初戦に対する要求の部分。いつも最高の感覚・状態でプレーしたいと思っているけど、初戦ということもあったし、実はフィジカルや試合勘の面で状態があまり良くなく、会場や台も以前プレーしていたものと違ったとか、そういうところを含めて慣れない部分があった」と明かした。

そして、「そうした客観的な要素の中で、いつも自分について考えすぎてしまう。コート外ではコーチがずっと指摘していて、実際、試合に集中していればそうしたたくさんの要素について考えることもないわけなので。だから第5ゲームを勝ち切れたということについてはしっかりと総括をする価値がある。初戦を終えたばかりで、まだ多くの試合が控えているのでしっかり総括して、次の試合ではしっかりとしたパフォーマンスを見せたい」と語った。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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