中国ポータルサイトの騰訊（テンセント）に掲載された記事によると、タイの軍当局は4日午前2時ごろ、サケーオ県アランヤプラテート郡ターカム村コックサバンで、カンボジアからタイに不法入国しようとしていた20～29歳の中国人の男3人を逮捕した。

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3人はいずれも身分証明書を所持していなかったが、携帯電話を6台持っていた。3人は中国の雲南省からミャンマーを経由してタイに不法入国した後、身元不明のタイ人に「仕事」のためとしてカンボジアのポイペトに連れていかれ、到着後、詐欺師にだまされて働かされていたことに気づき、逃亡を決意したと主張している。

しかし当局は3人の証言に懐疑的だ。3人は会社名や業務内容などについて質問されると、「すべては事前に手配されていた」と述べるだけで、当初の「業務内容が合意したものと一致していなかった」という主張と矛盾している。

当局は、3人がコールセンター業務の重要なツールである携帯電話を6台も持っていたことから、被害者ではなく、タイへの不法入国を企む詐欺ネットワークの実行メンバーではないかと疑っている。

3人は、クローンルーク警察署の捜査官に引き渡され、国境を越えた移動経路の詳細な尋問と検証が行われている。当局は、これらの活動に関与したより大規模なネットワークを摘発するため、捜査を拡大する可能性があると見込んでいる。（翻訳・編集/柳川）