中国では、今年上半期に240時間のトランジットビザ免除適用国が55カ国に拡大したのに加え、4月から実施された海外渡航者向けのショッピング税金還付「買ったその場で税金還付」措置により、中国旅行、中国ショッピングの人気が高まりつつあります。

上海市では1〜6月に訪れたインバウンド観光客が前年同期比38.5%増で、延べ424万8000人に上りました。上海では今年、出国時の増値税還付のアップグレード措置が打ち出され、「買ったその場で税金還付+便利な決済」という革新的な仕組みが導入され、世界中からの観光客が電子決済を利用して即時税金還付が受けられるようになりました。

一方、西部都市の重慶市もインバウンド観光客から大きな人気を呼んでいます。フランスのブロガー、マキシムさんは1週間の撮影旅行で重慶を訪れ、外国人が必ず訪れる観光地の魁星楼、李子壩（モノレールがビルの中を貫通して走行する駅）、洪崖洞などで素晴らしい風景を堪能し、重慶の魅力は景観やグルメだけでなく、町文化の中にも隠されていることに気づきました。重慶市文化観光発展委員会のデータによると、重慶では2024年のインバウンド観光客が前年比183．6％増の延べ127万6700人に上り、今年1〜5月には前年同期比82．1％増の77万5000人に上ったとのことです。

中国の多くの特色ある都市や村では、ますます多くのインバウンド観光客の姿を見かけるようになっており、トランジットビザ免除などの政策により、中国旅行と中国ショッピングはますます人気が高まっています。（提供/CRI）