中国、統一電力市場に向けて前進

CRI online    2025年7月6日(日) 8時0分

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中国は統一電力市場に向けて前進しています。

中国南方地域の電力市場は6月末、連続決済の試験運用を開始し、これまでの週単位、月単位などの短期的な単位での取引から、毎日途切れることのない連続取引が可能になりました。現在、売り手と買い手はこの「電力スーパー」で需要に応じて、いつでも省を跨いで電力を売買できるようになっています。

中国南方地域の電力市場は中国初の連続運営地域電力市場で、取引範囲は広東省、広西チワン族自治区、雲南省、貴州省、海南省の5省・自治区をカバーしています。同市場は世界最大規模の統一価格決定による電力スポット市場で、連続決済に移行することで、1日当たりの取引規模は38億キロワット時に達する見込みで、英国、フランス、ドイツの電力使用規模の合計を上回る規模となります。

これにより、異なった地域間の障壁が取り払われ、市場資源の配分範囲がいっそう拡大されます。省を跨ぐ「電力スーパー」では、電力価格は一般商品と同様に需給の影響を受け、電力需要が高い時間帯の価格は高く、需要が低い時間帯には価格が安くなり、電力が不足している地域では価格が高く、電力が余っている地域では価格が安くなるという特徴があります。

全国統一電力市場の構築をさらに進める上で、南方地域で電力市場の連続決済試験運用への移行は大きな意義を持つとみられています。(提供/CRI

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