中国が3カ月連続で米国産原油の輸入ゼロ、2018年以降で過去最長―シンガポールメディア

Record China    2025年7月6日(日) 11時0分

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4日、シンガポール華字メディアの聯合早報は中国が3カ月連続で米国産原油を輸入していないと報じた。

2025年7月4日、シンガポール華字メディアの聯合早報は米ブルームバーグの報道を基に、中国が3カ月連続で米国からの原油の輸入を停止し、2018年以降では最長記録を更新したと報じた。

記事は「米国勢調査局が3日に発表したデータによると、中国は5月に米国産原油を購入せず、3~4月に続いて輸入量はゼロだった。24年の原油生産量が過去最高の日量1320万バレルに達した米国は世界最大の原油生産国となり、中国は20年3月以降、24年8月を除いて毎月米国から原油を輸入してきた。20年には過去最高の日量48万1000バレルを輸入したが、今年2月に日量14万9000バレルを輸入したのを最後に輸入を停止した」と伝えた。

中国の輸入停止には、トランプ関税に端を発した米中間貿易の鈍化や、電気自動車(EV)や液化天然ガス(LNG)を動力源としたトラックへの移行などの取り組みによる燃料需要の変化が背景にある。さらに、不安定な需要や石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産で原油価格の低迷が長期化し、関連企業は原油価格の指標となる米国産WTI原油の先物価格が1バレル70ドル(約1万円)以下にまで下落する苦しい局面に直面している。

記事は「中国の米国産原油の輸入停止は、米国の原油輸出の低迷だけでなく、シェールガス関連の企業にも悪いニュースとなっている。これらの業界に属する企業は、一定レベルの海外需要で採掘コストを維持し、米国市場への供給過多を回避しているからだ」と指摘した。(翻訳・編集/原邦之

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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