中国民間企業の生産した航空機用ガラス繊維、日米の独占を打破―中国メディア

CRI online    2025年7月4日(金) 11時50分

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再昇科技の存在は、中国が米国と日本に次いで、航空用超細ガラス繊維の量産技術を獲得した3番目の国になったことを意味します。

今年1~5月、中国南西部にある重慶市の民間企業による貿易総額が同市全体の49.2%を占める1442億3000万元(約2兆8900億円)に達しました。そのうち、独特なイノベーションの活力に満ち溢れ、新素材や新たな応用などのニッチな工業分野で技術上の大きな進展を遂げてきた企業もあります。

重慶市内に本社を置く「再昇科技」は、世界でわずか3社しかない航空機用のガラス繊維を生産できる企業の一つです。同社の存在は、中国が米国と日本に次いで、航空用超細ガラス繊維の量産技術を獲得した3番目の国になったことを意味します。同社が生産した航空機用のガラス繊維は極めて細くて柔らかいだけでなく、優れた断熱、防音、耐火、防水の機能を備えています。その太さは髪の毛1本の800分の1であり、約0.1〜3マイクロメートルで、最も細いものはわずか0.09マイクロメートルです。2021年には、同社の生産した航空機用のガラス繊維が中国で開発された大型旅客機「C919」の第1号機に使われました。

紹介によると、再昇科技は現在までに221件余りの特許を獲得しており、うち91件は発明特許です。同社が生産した航空用ガラス繊維は超高温状況下での断熱効果を有しているなどで、多くの米国企業にも輸出されており、スペースXのロケットの素材にも使われているということです。(提供/CRI

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