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台湾メディアの聯合新聞網は2日、台湾で「日本旅行の達人」と呼ばれる林氏璧氏が「7月5日の最大のニュースは地震ではない」との見解を示したことを伝えた。
台湾で「日本旅行の達人」と呼ばれる林氏璧(リン・シービー)氏が「7月5日の最大のニュースは地震ではない」との見解を示した。台湾メディアの聯合新聞網が2日付で報じた。
記事は、「7月5日に日本で大地震が起こるとの予言がカウントダウンに入り、多くの人の不安と恐怖を呼んでいる。この予言の発端は、日本の漫画家・たつき諒氏が著書『私が見た未来』の中で『2025年7月に大災難が起きる』と記したことだ」と説明した。
その上で、たつき氏が著書の中で「南海トラフの右側にあるフィリピン海がボコンと下から盛り上がり、大きな津波となって周辺の国々に広がっていく」「震源地に向かってなぜか2匹の竜が向かっていく映像も見えた」などと記していることに触れ、「この予言が拡散されたことで訪日をためらう人も出てきている」とした。
一方で、林氏が1日にフェイスブックに投稿した内容にも言及。林氏は以前から「たつき氏は『7月5日に大地震が起こる』とは言っておらず、単に『大災難が2025年7月に発生する』としか述べていない」と指摘している。1日の投稿でも同様の見方を示し、「7月5日の最大のニュースは、韓国の人気グループBLACKPINK(ブラックピンク)がついにカムバックすることだ。大災害は起こらないし、ましてや世界の終わりでもない」とつづった。
ただ林氏は「たとえこの日が何事もなく過ぎたとしても、それで全く安全というわけではない。たとえ7月が過ぎたとしても、日本と同じく地震帯にある台湾はもとからして防災意識を持つべきであり、常に最悪の事態を想定しつつ、最善の準備をしておくべき」とも述べている。(翻訳・編集/北田)