中国の習近平国家主席は1日午前、中央財政経済委員会第6回会議を主宰し、全国統一大市場建設と海洋経済の質の高い発展の深化などについて検討しました。習主席は重要な講演を行い、「全国統一大市場の建設は新たな発展の枠組みを構築することであり、中国式現代化の推進には海洋経済の質の高い発展を推進することが不可欠である」と強調しました。

会議は、全国統一大市場建設を深化させるための基本的な要件は市場の基礎制度の統一、市場インフラの統一、政府の行動基準の統一、市場監督・管理と法執行の統一のほか、要素資源市場の統一を図り、国内外への開放を持続的に拡大することであると指摘しました。また、全国統一大市場建設を深化させるのは法と規則に基づいて企業間の低価格・無秩序な競争を管理するためであり、内外貿易の一体的な発展に力を入れ、輸出品の国内販売ルートを円滑化し、国内外貿易の優良企業群を育成するためであると強調しました。

会議は、海洋経済の質の高い発展を推進するには、イノベーションによるけん引、効率的な連携、産業の刷新、人と海との調和、協力とウィンウィンをより重視することの必要性を強調しました。また、海洋経済の質の高い発展を推進するには、トップダウン設計、政策による支援、海洋科学技術の自主革新能力、海洋生態環境の保護強化が必要であることを強調した上で、引き続き重点海域の総合的な管理を実施し、海洋カーボンシンク（提供/CRI）