中国物流・購買連合会は29日、今年1〜5月の物流運営データを発表しました。物流供給の状況を見ると、1〜5月の物流市場規模は拡大を続け、多くの細分化された分野での発展傾向は良好です。

1〜5月、物流業の総収入は前年同期比4．2％増の5兆6000億元（約113兆円）を記録しました。年初以来、航空越境物流、鉄道国際輸送などの保障能力が強化され、物流の循環を効果的に支えています。

5月の民間航空の貨物・郵便物輸送量は前年同期比16.6%増加し、国際航空貨物輸送能力は引き続き強化され、26.3%の高速成長を実現しました。多様な越境鉄道主要路線の保障支援機能が良好に作用し、特に中国と中央アジアを結ぶ貨物コンテナの中亜班列は5月に1321本が運行され、前年同期比で30．9％増加しました。また、複合一貫輸送業務も引き続き推進され、大口貨物の道路と鉄道をつなぐ輸送は着実な成長を遂げています。

1〜5月、全国で鉄道・水路複合一貫輸送を通じて輸送されたコンテナ数は前年同期比18．4％増の683万3000TEUに達しました。輸送方式の統合、プロセスの簡略化を通じて物流コストが系統的に削減され、総合的な物流輸送効率が向上しました。

中国物流情報センターの劉宇航主任は、「複合一貫輸送の占める割合が持続して増えている。これは、中国国内で複合一貫輸送が推進されることにより、物流コストが効果的に削減されたことを反映している」と述べました。

1〜5月、重点的に調査された物流企業の業務収入は前年同期比で6．5％増加し、主要な経営指標は安定した推移を示しています。（提供/CRI）