米国のトランプ大統領は現地時間27日、カナダが米国のIT企業に対して「デジタルサービス税」を課していることを理由に、カナダとのすべての貿易交渉を停止すると発表しました。さらに、近日中にカナダに対する新たな関税率を公表するとしています。これを受け、カナダの当局者は、貿易多元化を加速し、対米依存から脱却するよう政府に求めています。

カナダ・ブリティッシュコロンビア州のデイビッド・イービー州首相は、「私たちは、世界中で多様な関係を発展させ、新たな友好関係を築き、協力を望む国々との貿易を拡大し、パートナーシップを強化していくべきだ。カナダは独立した主権国家であり、世界中に多くの友好国を有している。これからは対米依存を減らすべきだ」と訴えました。

カナダのマーク・カーニー首相は交渉継続の方針を示したものの、トランプ政権が問題視するデジタルサービス税の廃止については言及していません。（提供/CRI）