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中国が日本産水産物の輸入を一部再開したことに、中国のネットユーザーが反応を示している。写真は中国税関総署。
中国が日本産水産物の輸入を一部再開したことに、中国のネットユーザーが反応を示している。
中国の税関当局は29日、日本産水産物の輸入を条件付きで即日再開することを発表した。ただし、福島、宮城、東京、埼玉、千葉、群馬、栃木、茨城、新潟、長野の10都県からの輸入は引き続き禁止とする。
輸出に当たっては、日本の政府機関が発行する放射性物質の検査証明書や産地証明書などの書類が必要になる。日本側の企業が中国側への登録を完了次第、順次、輸出が可能になるとのこと。
中国は東京電力福島第一原発の汚染処理水(ALPS処理水)の海洋放出に反発し、2023年8月以降、日本からの水産物の輸入を全面禁止していた。
本件は中国の主要メディアで大々的に報じられていないが、中国のSNSでは香港系メディアや一部ブロガーがこの情報を紹介しており、ネットユーザーからは「マジかよ」「やめろ」「狂ってる」「強烈に抗議する!」「結局、屈した」「弱腰な態度だ」「(日本は)どれだけの(中国の)売国奴を買収したのか」といった厳しい非難が相次いだ。
また、「なぜわざわざ日本から水産物を輸入する必要があるんだ?」「輸入しなかったら中国に何か影響あるのか?」「いずれにせよ、放射能まみれの日本製品など買わない」「海鮮を食べないくらいどうってことはない。自分の健康は自分で守る」「輸入を再開するのが自由なら、人民が買わないのも自由だ」「日本からの輸入品ははっきり明記すべき。うっかり買いたくない」といった声も出ている。
一方で、「科学に基づいた決定を支持する」「専門機関による検査結果に基づいて輸入が再開された。専門機関はすでに問題ないと述べている」といった冷静な意見や、「コメント欄の人たちは結局、何をしても文句を言うんだ」「中日関係が改善したから(政治的な状況によって輸入の可否が変わる)」などのコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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