台湾ドル高騰で大打撃、「泣きの涙」の在台日本人―台湾メディア

Record China    2025年6月29日(日) 21時0分

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台湾ドル(写真参照)の為替レートが高騰している。このため、日本円ベースで生計を立てる日本人は「大打撃」を受けているという。

台湾ドルの為替レートが高騰している。このため、日本円ベースで生計を立てる日本人は「大打撃」を受けているという。また、しばしば日本旅行をするといった理由で、台湾ドルを早めに日本円に換金してしまった台湾人の間でも衝撃が走っている。台湾メディアの中時新聞網が伝えた。

27日には台湾ドルの対米ドルレートが、一時は前日終値比で0.25台湾ドルも上昇した。最終的には中央銀行が介入して1米ドル=29台湾ドルの「防衛ライン」より低く抑え込んだが、多くの人々が為替相場の動きに不安を感じた。台湾在住の日本人作家である下坂泰生さんは自らのフェイスブックページに「は、はい??? 1日幣=0.2台幣??(1日本円=0.2台湾ドル??)」「日本円で台湾で生活している私にとって、これは大きな衝撃!!」と、感嘆符や疑問符、さらに泣き顔の絵文字をたくさん使って書き込んだ。

「日本旅行の達人」として知られる林氏璧さんは「ニュースでは『お得』としているが、今笑っていられるのは日本円を全く持っていない人だけ」「本物の哈日族(ハーリーズー=日本大好き族)は、とっくに日本円に両替してしまっていて『持っているのは(価値が下がった)日本円だけ』の状態だ」などと指摘した。

林さんはさらに、「日本円は長期的に低迷しており、もし日本にたまにしか行かないのであれば、今すぐあわてて両替する必要はなく、最低限の出費分を用意すれば十分」と助言した。林さんは、自分のように頻繁に日本に行く人も、欲張って日本円の底値を狙ったりせず、リスク分散のために複数回に分けて両替するのが望ましいと述べ、さらに日本円建てで持ち過ぎない方がよいとして、多くの支払い手段を用意することを勧めた。

他のネットユーザーからも、「非常にまずい気がする。台湾ドルがさらに上がったら0.15(1円=0.15台湾ドル)まで行ってしまうかも」「少し待てばレートは安定するかもしれない」などと、さまざまな見方が寄せられた。また、「日本で働いているけど、台湾の家族に仕送りしなきゃならない自分は本当に崩壊寸前」と、実際に台湾ドルと円安の影響を受けていると投稿した人もいる。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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