第2回中国文化財業界職業技能コンテストが7月3日から6日まで中国南西部の四川省瀘州市で開催されます。「文化遺産の保護　職人精神の発揚」をテーマに、30の省・直轄市から293人の選手が出場し、技を競います。

中国国家文物局は25日の記者会見で、中国文化財業界の職業技能コンテストは、業界で最もレベルが高く、最も項目が多く、最も影響力のある職業技能コンテストであり、業界の人材が技能をアピールし、技術を切磋琢磨する重要な基盤となっていると紹介しました。

第1回大会は2023年に山西省太原市で開催され、目覚ましい成果を挙げました。今大会には、金属文化財修復師、陶磁器文化財修復師、書画文化財修復師、木工文化財修復師、泥瓦作品文化財修復師、考古発掘工の6種目が設けられ、それぞれに1〜3位の賞が授与されます。

コンテストの開催により、優秀な技能を持つ人材が頭角を現し、職業発展の道を開き、人材の社会的地位を向上させます。また社会全体が文化財の技能を持つ人材の成長に注目し、職業能力を重視する人材評価とインセンティブ制度をさらに整備し、文化財の仕事が誰からも尊重され、誰もが憧れる職業となることが期待されています。（提供/CRI）