中国の次世代太陽望遠鏡が2026年末に完成予定

CRI online    2025年6月26日(木) 16時50分

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中国の次世代太陽望遠鏡が2026年末に完成予定です。

南京大学が中国科学院南京天文光学技術研究所、中国科学院雲南天文台などと共同で開発した世界最大の軸対称太陽望遠鏡「2.5メートル大視野高解像度太陽望遠鏡」(WeHoST)が24日、中国南西部の四川省稲城に正式に設置されました。2026年末には関連施設も完成し、望遠鏡の組立と調整を行う予定だということです。

現在、望遠鏡本体の建設は完成間近となっています。シーイングの良さと良好な太陽観測条件を得るため、観測台は稲城の標高4700メートルの無名山に設置することが決められました。

同プロジェクトの総責任者を務める南京大学天文・宇宙科学学院の丁明徳教授の紹介によると、WeHoSTの対物レンズの口径は2.5メートルで、高解像度と広い視野という利点を兼ね備えており、天体を鮮明かつ広範囲で捉えることができます。国内外の既存の大口径太陽望遠鏡と比較すると、解像度が向上するとともに観測視野も3〜4倍に拡大し、太陽活動領域全体をカバーできます。

中国科学院のアカデミー会員でもある南京大学天文・宇宙科学学院の方成教授は、「WeHoSTは高度の異なる太陽大気の変化を観察することができ、完成すれば世界で初めて、太陽活動領域で発生し変化する事象の全プロセスを観測できる見込みで、『義和号』などの太陽探査衛星と連携した宇宙・地上協同観測を実現し、宇宙天気の観測と予報能力をさらに高められる」との見解を示しました。(提供/CRI

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