世界最大直径の水中シールドトンネル、黄河区間の掘削完了―中国

CRI online    2025年6月25日(水) 21時50分

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世界最大直径の水中シールドトンネルの黄河区間の掘削が完了しました。

中国東部の山東省済南市にある黄崗路黄河貫通トンネルプロジェクトの黄河区間で22日、直径17.5メートルのシールドマシン「山河号」が黄河の南岸堤防を貫通し、同区間の掘削作業が無事完了しました。これは世界最大直径の水中シールドトンネル建設が重要な節目を迎えたことを示しています。

このプロジェクトは全長約5755メートル、シールド区間の長さは約3290メートルで、単孔二層式構造を採用し、設計速度は‌時速60キロメートル‌となっています。トンネルは黄河両岸の堤防や黄河本流などの敏感地帯を順次貫通し、‌最大覆土の厚さが49.2メートル‌、‌最大の水圧が6.3バール‌(630kPa、爪の面積に6.3kgの力がかかる状態)に達します。掘削過程では‌非常に高い施工技術が要求されました‌。プロジェクトチームは黄河流域特有の地層に対応するため、シールドマシンのカッター開口率を増大させ、大流量の中心洗浄システムを設置することで、カッターヘッドの泥詰まりを効果的に防止しました。

「山河号」は目下、1級水源保護区の沈砂池、黄河北岸堤防、黄河本流、黄河南岸堤防を順調に通過し、シールド区間全体の83.6%を掘削済みです。完工後は済南中心部と新旧動力変換スタート区を結び、黄河流域の生態保護と質の高い発展を強力に支援する見込みです。(提供/CRI

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