中国の人気コーヒーチェーン、瑞幸咖啡（ラッキンコーヒー）が、米国で初となる店舗を6月30日に開業する予定です。

報道によると、米国1号店について、ポスターには6月30日に開業予定であることが記載されており、具体的な場所はニューヨークのブロードウェーに位置するとのことです。店舗外壁にはすでに「近日オープン」の看板も掲げられています。

瑞幸は、中国国内で急成長を遂げたコーヒーチェーンで、同社は2024年第3四半期の財務報告書で米国市場への進出意欲を示していました。

注目されているのは、瑞幸が米国市場でどのような価格戦略を取るのかという点です。瑞幸は米国で1杯当たり約2ドル（約300円）という価格設定を予定していると報じられ、平均4．6ドル（約670円）とされるスターバックスの価格よりも大幅に安くなっています。これにより、米国の既存大手チェーンとの間で激しい競争が起きる可能性もあります。

さらに、瑞幸はローカライズ戦略にも力を入れている様子で、現地でのサプライチェーン構築や、米国の消費者向けにカスタマイズされた注文アプリの導入も計画しているとのことです。

同社の米国進出が、競争の激しい北米市場でどのような反響を呼ぶのか、業界内外で関心が高まっています。（提供/CRI）