中国のSNS・小紅書（RED）に22日、「日本で新幹線に乗ったら差別に遭ったようだ」との投稿があり、反響を呼んだ。

投稿者によると、新幹線の自由席に乗り、空席を探したところ荷物が置かれた席を発見。隣の席に座っていた日本人の男性に「こちらにどなたかいますか」と丁寧に尋ねると、「いる」と返事をされた。仕方なく立っていたが、その席には隣の男性がずっと荷物を置いていたという。

20分経っても隣の席の人物が戻って来なかったことから、投稿者は乗務員に声を掛けてその男性に本当に同行者がいるか聞いてもらった。すると、男性は乗務員に「（同行者は）トイレに行っている」と返答した。投稿者が「20分もトイレに行っているなんておかしい」と指摘すると、男性は「（同行者は）電話をしに行っている」と言い出したそうだ。

投稿者は「同行者は次の駅から乗ってくるのかもしれず、彼が事前に席を取っておいているのかもしれない。それならまあ仕方ないか」とも思ったというが、男性は次の駅に到着すると横に置いたかばんを持って降りて行ってしまったという。投稿者は「どういうことなんだ。私を座らせたくなかっただけじゃないか」と不満をあらわにした。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「ん？これと差別と何の関係が？」「差別って言葉を乱用しないように」「差別ではないでしょ。注目集めようとするなよ」「モラルがないだけ。この前も日本人の女性が荷物を横の席に置いていた」「差別ではない。ただ陰湿なだけ」といった声が上がった。

また、「自由席なら黙って座ればいいんだよ」「なぜ聞く必要あるの？空いてるなら座ればそれでいい」「次は余計なこと聞かずにそのまま座りな」「『すみません』って言ってそのまま座ればOK。人がいるかなんて聞いちゃだめ」との声や、「あなたまじめすぎるんだよ。『トイレに20分も！？大変だ！気を失っているかもしれない。早く救急車呼びましょう』って言えばいい」との意見も出ている。

このほか、「空（す）いているならその席にこだわらなくてもいいのでは？」「自由席の車両は一つじゃあるまいし。他を探せばいいでしょ」といったコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）