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雲南省の石漠化に悩まされていた土地でサボテンが村の人々の生活を豊かにする「金のなる木」となっている。
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サボテンはトゲだらけで、お世辞にも「美しい」というわけではないものの、雲南省文山チワン族ミャオ族自治州文山市新平街道(エリア)紅旗社区(コミュニティー)の荘子田村の住民グループのメンバーは、サボテンを食材とするだけでなく、それを加工して、生薬としての価値を引き出しており、サボテンが村の人々の生活を豊かにする「金のなる木」となっている。
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荘子田村はカルスト地形の土地で、石漠化(土壌流出により岩石が露出する現象)が深刻であるため、土地の生産性が低かった。そのため、荘子田村の村民は長年、出稼ぎをして、生計を立てていた。
荘子田村のグループは2021年、村の集団会社を立ち上げ、全ての土地を株式参入の対象にして、村民が株主となり、集団でサボテンを栽培するようになった。
サボテンは乾燥に強く、繁殖力が強い植物だ。村民は長年、庭や畑の畝でサボテンを栽培して柵代わりにしていた。また、サボテンの実を果物として食べている村民も一部いた。
荘子田村集団会社はサボテンの食用価値と薬用価値を深く掘り起こし、サボテンの花や実、葉、サボテンが分泌するジェル状のエキスなどを農産物として販売し、1ムー(1ムーは約6.7アール)当たりの生産高は約2万元(約40万円)に達している。
サボテンの栽培規模が拡大するにつれて、荘子田村は専門の農業投資会社を誘致し、サボテンの標準化栽培、追加工・二次加工を促進し、村のサボテン産業を拡大させた。
サボテンが「金のなる木」となり、長年にわたり出稼ぎをしていた村民が次々と村に戻り、サボテン産業に従事し、豊かな生活を送るようになっている。
さらに、サボテンを栽培することで、以前は野菜などを栽培することができなかった石漠化した山地が緑に覆われるようになり、土地に水が浸み込み、石漠化した土地が効果的に再生されている。2024年末の時点で、荘子田村のサボテンの栽培面積は5000ムー、収益は1088万元(約2億1760万円)に達し、文山チワン族ミャオ族自治州と省内の他の自治州、市にも益が及んで、サボテン栽培面積も2万5000ムーに達している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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