23日に開幕した第30回上海テレビフェスティバル（上海電視節）でチャン・ルオユン（張若昀）主演のドラマ「千里江山図」の全容が明らかになった。

動画配信サービス・騰訊視頻（テンセントビデオ）、「叛逆者」など良質なサスペンス作を手がける制作会社・SMG尚世影業と新麗電視が制作する「千里江山図」は、中国最高峰の文学賞「茅盾文学奨」を受賞したスン・ガンルー（孫甘露）の同名小説を映像化するもの。1933年に上海で発生した革命事件にスポットを当て、主人公・陳千里ら中国共産党地下組織メンバーが極秘作戦「千里江山図」を完遂するまでを描くストーリーとなっている。

2023年にティザーポスターが公開された「千里江山図」だが、23日に上海テレビフェスティバルで全貌が明らかになった。チャン・ルオユンが主演し、その代表作の一つとして知られる時代劇ドラマ「慶余年」シリーズで共演する俳優チェン・ダオミン（陳道明）がプロデュースを手掛ける。また、同じく「慶余年」シリーズのワン・ジュエン（王倦）、「風起隴西（ふうきろうせい）－SPY of Three Kingdoms」のジン・ハイシュー（金海曙）が脚本を担当する。

「千里江山図」は23年にラジオドラマ化されているほか、23年と24年に舞台劇が上演されている。また、24年6月の上海国際映画祭では、「唐人街探偵」シリーズで知られるチェン・スーチェン（陳思誠）監督による映画化が発表され、26年に公開予定となっている。（Mathilda）