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6月20日、明天出版社と日本僑報社の共催による「魯文化推進および『儒小典・中華優秀伝統文化典籍児童まんが読本シリーズ』日本語版ライセンス輸出式典」が、東京・大東文化会館にて開催されました。
6月20日、明天出版社と日本僑報社の共催による「魯文化推進および『儒小典・中華優秀伝統文化典籍児童まんが読本シリーズ』日本語版ライセンス輸出式典」が、東京・大東文化会館にて開催されました。
本イベントには、日本僑報社社長であり中国国際デジタル出版博覧会上級顧問の段景子氏、日本僑報社総編集長・日中交流研究所所長の段躍中氏、日本を代表する中国学者であり大東文化大学名誉教授・日中翻訳学院院長の高橋弥守彦氏、中共山東省委員会宣伝部副部長・一級巡視員の魏長民氏、同宣伝部理論一処処長の王小蕾氏、同新聞二処二級調査員の陳琛氏、同弁公室副主任・三級調査員の葛慶涛氏、同新聞一処副処長の宋強氏をはじめ、日中両国の出版・教育・文化交流分野の専門家多数が出席しました。
『儒小典・中華優秀伝統文化典籍児童まんが読本シリーズ』は、明天出版社が推進する「中華優秀伝統文化の創造的転化・革新的発展」を体現する代表的な成果です。本シリーズは、山東大学の杜沢遜講習教授が率いる学術チームにより編纂・監修され、『大学』『論語』『孟子』『詩経』など儒家の核心古典10作品を精選し、現代的なまんがの表現と児童の視点によって古典を再構築しています。これにより、「子どもが楽しめる」「わかりやすい」形で、古典の現代的価値を伝えることを目指しています。
まんが形式の物語によって難解な古典が生き生きとしたストーリーへと転化され、小読者は絵を通じて聖人の思想を体感できます。「国風イラスト」「知識教室」「思考マップ」など多様な構成モジュールを通じて立体的な啓蒙フレームを構築し、厳密な学術支援のもとで古典内容を現代的価値観へと再構築。千年の叡智に、子どもたちが「読める」「好きになる」かたちで新たな命が吹き込まれています。
今回の日本語版ライセンス輸出の成功は、魯文化はもとより中華優秀伝統文化の国際発信における重要な一歩となりました。これは、儒家古典が古文書から現代児童書へと飛躍したのみならず、中日間の文化交流が「内容の一方向的輸出」から「価値の双方向的共鳴」へと進化することを象徴しています。
「杏壇」という中国の文化的象徴と、「富士山」や「桜」といった日本の文化要素がまんがという共通言語で交差することで、東洋的倫理観に基づいた新たな文明対話の橋が築かれつつあります。日本の青少年は、親しみやすいまんがという媒体を通じて、「仁」「礼」といった中華文明の核心的価値を自然に理解し、東アジアに共通する文化的ルーツを探り活性化することが可能となります。これは、中国伝統文化の国際的発信における成功事例としても高く評価できます。
式典では、日本僑報社総編集長の段躍中氏が、出版社創業から30年にわたる日本国内での出版活動を振り返り、とりわけ中国の有料書籍の刊行、中国の物語を伝える取り組み、そして日中文化交流の促進に関する実践的な経験について、山東省出版代表団に向けて報告しました。
明天出版社は今後も、本ライセンス輸出を新たな契機とし、魯文化という豊かな土壌を耕し続け、「世界中の子どもたちに中国の物語を伝える」という出版理念を堅持しながら、伝統文化の児童化・国際化表現を積極的に模索していきます。思想性と伝播力を兼ね備えた高品質な児童書をさらに世界に届け、中国の叡智が国際社会の中で時代とともに輝くよう、一層の努力を重ねてまいります。
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