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中国の気象部門はこのほど、大型無人機を利用して東北寒冷渦に対する観測試験を初めて実施しました。
中国の気象部門はこのほど、大型無人機を利用して東北寒冷渦に対する観測試験を初めて実施しました。
東北寒冷渦は東アジアの重要な気圧配置の一つであり、地域の降水分布や気温の変化、季節の特徴を形作っている一方で、極端な降雨や洪水、強風、砂ぼこりなどの気象災害の一因ともなっています。中国の東北地区の短時間における豪雨の約30%、強風を伴う雷雨の50%、竜巻の80%が東北寒冷渦と関係があるということです。
今回の観測試験は中国気象局気象探査センターと遼寧省気象局の連携により、東北地区の遼寧省でおこなわれました。航空機投下型気象測器「ドロップゾンデ」や合成開口(SAR)レーダー、風計測レーザーレーダー、雲レーダーを搭載した気象専用無人機「海燕」を利用して、海洋、複雑な地形、対流敏感エリアを対象に探査を実施しました。航行距離は約400キロで、約5000件の有効な観測データを取得しました。
今回の試験で取得したデータは、気象予報士が豪雨の中心を正確に特定し、降雨の強度を予測するのに役立ちます。それによって中国北部の気象災害の警報の適時性と精度を高めることができるとみられています。(提供/CRI)
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