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中国で睡眠の悩みを抱える人を助けるための新職種「睡眠健康管理師」が登場した。資料写真。
人生の3分の1は睡眠時間だ。しかし、現代社会ではさまざまな不眠症状を抱えている人も多い。「2025年中国睡眠健康調査報告」によると、中国の18歳以上の男女の睡眠時間は平均7.06~7.18時間で、睡眠の悩みを抱えている人の割合は48.5%に上る。
中国ではそんな睡眠の悩みを抱える人を助けるための新職種「睡眠健康管理師」が登場している。主な仕事は睡眠データのモニタリング・保存、リスク評価・分析、非医療介入・指導、心理的サポート・感情マネジメント、長期睡眠健康管理などだ。5月に中国人力資源社会保障部が発表した公示には、「睡眠健康管理師」が「健康管理師」という職業に属する新職種となっていた。
資格を保有した睡眠健康管理師の葉青(イエ・チン)さんは2年前、睡眠技師特別能力トレーニングを受けて資格を取得。さまざまな種類の不眠症状を抱える人を毎日サポートしている。
クライアントに睡眠健康管理に関する指導を提供する際、葉さんはまず不眠症の原因を探し、それを見つけてから具体的なアプローチを考えるという。
例えば、心理的な要因で不眠の症状が表れている人にはストレス解消法を勧めている。また、働いているものの高い緊張感を維持する必要のない人の場合は、一時的に睡眠不足の状態を作り出して、強い眠気を生じさせるようにし、ベッドで過ごす時間をできるだけ実際の睡眠時間に近づけるという方法を勧めている。ほとんどの不眠症の人にとって、眠くなった時だけベッドに入り、脳に「ベッドは眠るための場所」と認識させる刺激制御法が効果的だという。
中国睡眠研究会睡眠産業・転化事業委員会の蔡暢(ツァイ・チャン)総幹事は、「不眠症状が生活の質に影響を及ぼすようになってから介入するというのではなく、普段から食事と同じように自分の睡眠にも注意しなければならない」とし、睡眠健康管理を必要とする人の数は実際には非常に多いと指摘した。このように、社会全体で非常にニーズが高まっているため、関連当局や業界は企業と社会が必要とするさらに多くの睡眠健康管理師を育成する必要に迫られている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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