宜涪高速鉄道初の1万メートル級トンネルが本格着工、スマート工法で作業効率4倍―中国

CRI online    2025年6月22日(日) 23時10分

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長江沿岸鉄道集団重慶公司によると、上海と、重慶、四川省成都を結ぶ滬渝蓉沿江高速鉄道の宜昌-涪陵区間に設けられる石柱トンネルの掘削工事が21日に始まりました。

長江沿岸鉄道集団重慶公司によると、上海と、重慶、四川省成都を結ぶ滬渝蓉沿江高速鉄道の宜昌-涪陵区間(宜涪高速鉄道)に設けられる石柱トンネルの掘削工事が21日に始まりました。全線初の1万メートルを超える長大なトンネル建設の主たる部分が始まったことになります。

石柱トンネルは全長1万4625メートルで、単一のトンネル内に上下線が敷設され、設計時速は350キロです。トンネルが設けられる部分の地質構造は複雑で、渝利鉄道や張南高速道路の上方を通り、曹家沖ダム湖の下を貫通するために、施工リスクが高い、全線中でも難関とされる工事です。

そのため、全工程で体系的な機械化とスマート施工が導入され、最新の機械化施工工法が採用されました。コンピューター制御全自動三ブーム型削岩機、自走式油圧アーチ支保台車、ロックボルト設置・注入一体機、コンクリート吹付機などのスマート機器群を導入し、全工程にわたり機械化作業チェーンを構築します。現在までに大型設備3セットの試運転が終わっており、従来の人手による施工に比べて作業効率が4〜6倍に向上すると見込みとのことです。

宜涪高速鉄道は、中国全国を南北方向8本、東西方向8本の高速鉄道ネットワークで網羅する「八縦八横」の中の重要な一部である長江に沿った路線であり、新設本線の全長は約471キロメートル、設計時速は350キロです。同路線が開通すれば、四川・重慶地域と湖北省武漢市、湖南省長沙市、河南省鄭州市などの華中地域を結ぶ新たな時速350キロの高速鉄道ルートが形成されることになります。(提供/CRI

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