世界銀行がこのほど発表した報告書によると、2025年初頭の中国経済は成長の勢いを維持しており、中国政府は世界貿易の不確実性に対応するため、適切な金融・財政政策を講じているとしています。先日、JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなどの国際機関も中国の経済成長見通しを次々と上方修正しました。

これについて外交部の郭嘉昆報道官は20日、定例記者会見で、「複雑な外部環境に直面して、中国経済は大きなプレッシャーを受けながらも前進し、安定してステップアップし、質の向上と革新に向けて強い強靱（きょうじん）性と発展の潜在力を示し、世界経済の成長を推進する『安定の源』、発展のチャンスを共有する『重力場』となっている」と述べました。

郭報道官によると、今年の1〜5月、中国の貨物輸出入総額は前年同期比2.5%増、社会消費財小売総額は5%増となり、中国を訪れた外国人の消費が一層活発になるとともに、新たに打ち出された出国時の税還付制度の施行初月には全国の税還付件数は前年同期比116%増となり、「中国へのビザなし渡航」はこの夏の人気の選択肢となっているということです。郭報道官は「事実が証明しているように、中国経済の長期的に好転するファンダメンタルズに変わりはなく、巨大市場と完全な産業体系の優位性は変わらず、質の高い発展とハイレベルの対外開放という政策方向にも変わりはない。これは国際社会が引き続き中国を楽観視し、先を争って中国に進出し、中国ビジネスを深く推進していく自信の源である」と語りました。（提供/CRI）