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中国の寧夏で龍脚類恐龍の大規模足跡化石群が発見されました。
中国地質大学の研究者と中国西部の寧夏ホイ族自治区にある寧夏地質博物館の館員はこのほど、同自治区にある呉忠市同心県で、小型龍脚類恐龍の足跡を中心とした足跡化石群を発見しました。これまでに同自治区南部の六盤山地域で龍脚類恐龍の足跡化石が発見されていましたが、今回は同心県で初めて発見されたことで、恐龍の足跡化石の分布範囲がさらに広くなり、中国北西部の今から1億年余り前の白亜紀早期の古動物群および古生態環境の研究に重要な資料が提供されました。
紹介によると、今回発見された恐龍の足跡化石は、同心県中心部から東に約20キロの窯山地区の白亜紀前期の岩盤にあり、少なくとも恐龍12頭の158個の足跡があります。足跡は大まかに2種類に分けられます。一つは小型で四足の龍脚類に属するブロントサウルス型足跡に分類されます。もう1種は小型の二足恐龍の足跡で、獣脚類か鳥脚類の恐龍の足跡だろうとみられています。
これら足跡化石の中で、特別な運動を示すものが一つ発見されました。長さ8.6メートルの範囲に連続して存在する20個の後肢の足跡化石と2個の前肢の足跡化石です。8番目の右後肢の足跡化石では進行方向が東向きから北向きへと明らかに変化し、転換場所の足跡は38度方向転換していました。方向転換前は100.4センチだった歩幅は52.4センチにまではっきりと縮まっており、恐龍が運動方向を変えた際に速度を落としたことが示されています。(提供/CRI)
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