「名探偵コナン」の不合理な10の特徴―中国メディア

Record China    2025年6月22日(日) 23時0分

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17日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」の不合理な10の特徴を紹介した記事が掲載された。写真は名探偵コナン。

2025年6月17日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」の不合理な10の特徴を紹介した記事が掲載された。

記事は、1つ目を「幼なじみ設定が定番」だとし、「『名探偵コナン』の熱心な視聴者で作中に幼なじみ設定が多用されていることにすぐ気づくはずである。主人公・工藤新一(くどうしんいち)と毛利蘭(もうりらん)をはじめ、服部平次(はっとりへいじ)と遠山和葉(とおやまかずは)、黒羽快斗(くろばかいと)と中森青子(なかもりあおこ)、さらには毛利小五郎(もうりこごろう)と妃英理(きさきえり)の夫婦までもが幼なじみの設定である。このような関係性は、青山剛昌作品においてはもはや標準仕様とも言える。登場回数の少ないサブキャラクターですら例外ではない」と説明した。

2つ目は「時系列が謎」だとし、「物語の展開から考えると、作中ではすでに何度も夏休みや冬休み、さまざまな行事を経ており、本来であれば数年が経過しているはずである。しかし、登場人物の容姿や年齢は一切変化せず、時間が停止しているかのように見える。このような不自然な時間の流れにもかかわらず、視聴者は事件の謎解きの面白さを重視しており、そこに対して寛容な姿勢を見せている」と指摘した。

3つ目を「学生生活が形骸化している」とし、「注意深い視聴者なら、作中で学生たちが学校にいる時間が極端に少ないことに気づくだろう。新一や蘭らは、小五郎に同行してあちこちを旅したり、社交イベントに参加したり、各種文化施設を見学したりしている。あまりにも頻繁な外出の様子を見るに、彼らはもはや学生というより職業旅行者のようである」と述べた。

4つ目に「小五郎の『特異体質』を挙げ、「この名探偵の首は麻酔針を何百回も打たれているのに平然としている。そのうえ、麻酔後も毎回見事なまでに安定した座り姿勢を維持しており、まるで訓練を受けたかのようである。通常であれば、これほど繰り返し麻酔を受ければ耐性ができるか、脳にダメージがあってもおかしくないはずである。それにもかかわらず、彼は眠った状態で見事な推理を披露してみせる。この『異能』は驚嘆に値する」とした。

5つ目には「埋もれた天才発明家」を挙げ、「阿笠博士(あがさひろし)の発明品は、変声機やソーラー式スケートボードなど、いずれも商業価値が非常高い。本来ならこれらの発明で一財を築けるはずなのに、彼はそれらをコナンや少年探偵団の捜査支援にのみ使っている。このような『宝の持ち腐れ』とも言える使い方には、視聴者も思わず『もったいない』と感じてしまうものである」と論じた。

6つ目には「集団的な観察力の欠如」を挙げ、「不可解なことに『眠りの小五郎』が推理する際にまったく口が動いていないことに、誰も気づかないのである。さらに奇妙なのは、コナンの常識外れな頭脳明晰(めいせき)ぶりが周囲の注目を集めていない点である。現実の世界であれば、これほどの神童はとうの昔にメディアに取り上げられて大騒ぎになっているはずである」と言及した。

7つ目を「名家の因縁が必ず描かれる」とし、「作中に富豪の家庭が登場する場合は、必ずといって言っていいほど、いいほど複雑な家族間の対立が描かれる。殺人事件の前後には、家族同士で互いに非難し合い、財産をめぐって激しく口論するのが常である。こうした描写によって、上流社会の裏の顔が余すところなく描かれている」とした。

8つ目を「容疑者同士の責任転嫁が定番化している」とし、事件が発生すると、容疑者同士が互いに罪をなすりつけ合うのが定番の展開である。AがBと被害者の間に因縁があると指摘すれば、BはすぐにCが怪しいと言い返し、CはまたAを疑う、というような構図になる。このような展開が、物語に緊張感をもたらし、同時に、探偵にとっては真相に近づくための重要な手がかりともなる」と強調した。

9つ目は「キャラクター名に隠された秘密」だとし、「注意深い視聴者であれば、作中の多くのキャラクター名に『隠しネタ』があることに気づくだろう。例えば、山岸栄や根岸正樹といった名前は、青山氏のアシスタントの名前を借用したものである。さらに面白いのは、あるキャラクターが別の事件でまったく違う人物として登場することもある点だ。この『一人で複数役を演じる』ような設定は、物語にユーモアと深みを加えている」と評した。

最後は「嫌われキャラは物語に不可欠」とし、「ほぼすべての事件において、少なくとも一人は性格に難のあるキャラクターが登場する。彼らは傲慢(ごうまん)で礼儀知らずであったり、自己中心的であったりするが、物語の緊張感を高める重要な役割を担っている。たとえ視聴者に嫌われようとも、彼らの存在が対立構造を引き立て、作品の見応えを高めていることは否定できない」と述べた。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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