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中国チベット自治区行き観光列車の運行本数と旅客数が過去最高を更新した。観光客の主力はシニア層で全体の70%以上を占める。鉄道会社は今後、運行本数を増やす計画だ。
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中国チベット自治区行き観光列車の運行本数と旅客数が大きく伸びて過去最高を更新した、と国営メディアが伝えた。観光客の主力はシニア層で全体の70%以上を占める。鉄道会社は今後、運行本数をさらに増やす計画だ。
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国営新華社通信によると、中国の国有鉄道会社、中国国家鉄路集団傘下で青海省とチベット自治区を管轄する中国鉄路青蔵集団はチベット行き観光列車が人気を集め、運行本数は6月初めに20本、旅客数は延べ8000人を超えて、いずれも過去5年で最高を記録したと明らかにした。
関連部門はここ数年、「冬のチベット旅行」などの優遇政策を十分に活用。有効期間内に指定の区間と座席クラスに乗車できる回数券「計次票」や団体チケット、研修旅行など業務の裾野を広げ、より多くの観光客を呼び込んでいる。
チベット行き観光列車は青海省西寧市と自治区のラサ市を結ぶ青蔵鉄道、ラサ市と林芝市を結ぶ拉林鉄道を経由し、青海湖や昆崙山、羌塘草原、雅魯蔵布江など世界的に有名な景勝地を走る。観光客の増加に伴い、自治区の都市と農村における宿泊、飲食、文化クリエーティブなどの産業の発展をけん引している。
今年3月には西寧市と林芝市を直行で結ぶ観光列車「大美青海・幸福西蔵(美しい青海・幸福のチベット)」号の運行を開始。これまでの運行本数は累計14本を数え、国内外の多くの観光客を引き付けている。
中国鉄路青蔵集団は観光客の体験向上に向けて文化観光部門との協力を強めてきた。地域の特色と季節の特徴を結び付け、年間を通じて多様で個性的、オーダーメードの観光列車サービスを打ち出している。観光列車には高地用の酸素供給装置やプロガイド、医療スタッフを用意し、ヨーグルトやミルクティーなどの特色ある軽食も提供している。
青海省とチベット自治区はオーダーメードの観光列車を活用。資源の共有や優位性の相互補完、相互の観光客送り出しを実現している。中国鉄路青蔵集団傘下の旅行会社、青蔵高原鉄道国際旅行社の黄麗・副総経理は「今年は市場のニーズに一層応えるため、チベット行き観光列車をさらに20本運行する計画だ」と語った。(編集/日向)
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