【CRI時評】中米経済の安定に相互の歩み寄りと共通認識の遂行が必要

CRI online    2025年6月19日(木) 17時50分

拡大

今月9~10日にロンドンで開催された中米経済貿易協議メカニズムの初会合に、世界のメディアは強い関心を寄せた。

今月9~10日にロンドンで開催された中米経済貿易協議メカニズムの初会合に、世界のメディアは強い関心を寄せた。同会合は、中米両国の首脳が5日に達成した戦略的共通認識の指針に基づいて行われた重要な交渉だった。中米双方は2日間にわたり、率直かつ踏み込んだ協議を行い、いずれもが「互いに歩み寄り、共通認識を着実に実行する」と強調した。

中国商務部の国際貿易交渉代表が今回の協議を「専門的、理性的、踏み込んだ、率直な」と形容したことに注目が集まった。アナリストは、「専門的、理性的」とは、経済学の法則に従って対話を進めたことを意味し、「踏み込んだ、率直な」とは、双方が平等と互恵の原則に基づいて経済と貿易の関心事の解決に努めたことだとみている。

中国は、誠意をもって相互に歩み寄ろうとしている。例えば、中米両国には幅広い共通の利益と大きな協力の余地が存在し、パートナーにも友人にもなり得ると一貫して強調してきた。同時に、中国には大原則もある。圧力をかける手法は中国には通用しない。中米間がジュネーブで行われた経済貿易協議の後、米国は差別的な対中制限措置を次々に打ち出している。AIチップの輸出規制ガイドラインの公表や中国向けのチップ設計ソフト(EDA)の販売停止など……中国側の正当な権益を著しく損ねるものだ。これに対して中国側の態度はきわめて明確だ。米国は中国に対するマイナスの措置を撤回すべきだ。

貿易戦争に勝者いない。中国は望んで貿易戦争を行うつもりはないが、恐れてもいない。中国の今年1〜5月の物品貿易総額は前年同期比2.5%増の17兆9400億元(約357兆円)だった。外部からの圧力があっても中国経済が高い回復力を保っていることが再び証明されている。

世界銀行は最近、2025年世界経済成長見通しを0.4ポイント下方修正して2.3%とした。その理由は、不確実性の増大と高関税がほぼすべての国にとって「重大なダメージ」となっているためだという。動揺が続く世界で、人々は良いニュースを必要としている。中国は中米経済貿易協議に対して、誠意と原則をもって臨んでいる。中国自身の正当な発展の利益を守るためにだけでなく、公平で公正な国際貿易秩序を守るためでもある。共通認識を絶えず深め、誤解を減らし、協力を強化してこそ、中米両国の国民に対する責任であり、世界の人々に対する責任でもある。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携