チベット高原で初の「ドローン血液輸送専用航路」、試験飛行に成功―中国

CRI online    2025年6月19日(木) 22時20分

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チベット高原で初の「ドローン血液輸送専用航路」が試験飛行に成功しました。

中国南西部の青海大学は13日、青海省血液センターと青海大学附属病院が共同で開設した医療用ドローンによる血液輸送航路の初の試験飛行が行われ、同日午前9時に成功したことを発表しました。これはチベット高原で初めて開設されたドローンによる緊急血液輸送の専用航路であり、今後、緊急医療における迅速な輸血体制の確立に大きく寄与すると期待されています。

この医療輸送ドローンは、通常のドローンとは異なり、指定された航路を自律飛行できるほか、5G通信を利用した高精度なナビゲーションシステムを搭載しています。また、風速6級(約10.8~13.8m/s)にも耐えられる構造で、雨や雪といった悪天候下でも正常な運行が可能で、最大30kgの過重に対応しています。特殊なボックスを搭載し、1 時間以内の温度変化は 1℃以内に収まるように設計されており、血液製剤の品質と安全性が最大限に確保されています。

従来の血液輸送方式と比べ、ドローンによる血液輸送は、三次元空間での機動性を活かし、道路渋滞による時間的遅延を効果的に回避できるため、緊急に必要とされる血液資源を最短時間で届けることが可能となり、全く新しい「空の命の通路」が切り開かれたことになります。今回の緊急血液輸送試験では、これまで1時間近くかかっていた輸送時間が15分以内に短縮され、医療救護効率がさらに向上されました。(提供/CRI

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