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6月9日から18日まで開催された上海国際映画祭で、日本から参加している山村浩二監督は、「金爵奨」アニメ部門の審査員を務めています。
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6月9日から18日まで開催された上海国際映画祭で、日本から参加している山村浩二監督は、「金爵奨」アニメ部門の審査員を務めています。山村監督の代表作『頭山』を含む『山村浩二短編集』も上映され、観客から称賛の声が多く寄せられました。今回、中央広播電視総台(CMG)日本語部の単独インタビューに応じ、審査員としての抱負や創作へのこだわり、そして上海への特別な思いを語ってくれました。
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映画祭のアニメ部門審査委員としての役割について、山村監督は「たくさんの新しい作品が集まっているので、これまで見たことのないアニメーションに出会うことが楽しみ」と語り、特に新人監督に対しては「初めての挑戦だからこそ、大胆に表現し、これまでにない新しい世界を見せてほしい」とエールを送りました。
また、話題がAI技術の進化に及んだ際には、「テクノロジーと芸術の関係は常に興味深く思っている。今年から日本のAI企業と協力し、自分の絵を学習させるプロジェクトを始めた」と明かしました。このプロジェクトは1年かけてテストを行う予定だとのことで、「新しい技術からは必ず学ぶことがある。最終的に自分の創作にどう生かせるか、消化していければ」と意欲を見せました。
上海との縁については、「初めて上海に来たのは1988年。実は、大学卒業後、初めて訪れた海外が上海だった」と懐かしそうに振り返り当時の写真を記者に見せました。「今回、街を歩いていると大昔の記憶がよみがえってきたが、街並みは全然違う。当時は高いビルもなく、車も少なかった」と、37年ぶりの上海の変貌に驚きながらも、「上海の匂い、独特のカルチャーのミックスという印象が大好き。その時の街の印象が僕の作品のベースにも流れていて、今回もインスピレーションをもらっている」と笑顔を見せました。
インタビューの最後には、「いつか上海を舞台にした作品を作るかもしれない。この街には、まだたくさんの物語が詰まっている気がするから」と、上海という街への深い思い入れをにじませていました。(提供/CRI)
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