台湾・台北市の駅のエスカレーターで女性のスカート内を盗撮した疑いで、岩手県の職員が現地警察に逮捕された。中天新聞網、NOWnews、鏡報など、複数の台湾メディアが19日に相次いで報じた。

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報道によると、逮捕されたのは農林水産部で勤務する30代の職員の男で、今月8日に台北メトロ中山駅のエスカレーターで25歳の女性のスカート内を小型カメラで盗撮した。女性が気付いて警察に通報し、駆け付けた警察官が男のカメラを確認したところ盗撮が確認された。男は「スタイルの良いミニスカートの女性を見て我慢ができなかった」などと話し、容疑を認めているという。

男は今月5～8日に休暇を取って1人で台湾を訪れていた。8日に帰国する予定だったが、上司にメールを送り11日までの休暇の延長を申請した。しかし12日になっても出勤しなかったことから職場が家族に連絡。その後、17日に外務省を通じて家族に事件についての連絡が入り、翌18日に職場に伝えられたという。

鏡報は、岩手県の職員2人が会見で「90度のお辞儀」をして県民に謝罪したことや、日本のネットユーザーから「日本人の恥」「県民だけでなく国民に謝罪すべき」「台湾に対して謝罪すべきでは？県職員なら知事は辞職せよ」「被害者に対して謝罪すべきだ」「なぜ本人の顔と名前を公表しないのか」といった声が上がっていることを伝えている。（翻訳・編集/北田）