拡大
世界初の極寒地を走る高速鉄道「哈大高速鉄道」の輸送旅客数が延べ10億人超に達しました。
中国鉄道瀋陽局グループによりますと、黒竜江省ハルビン市と遼寧省大連市を結ぶ「哈大高速鉄道」が2012年12月1日の開通からこの6月17日までの間に、累計輸送旅客数が延べ10億人(乗り継ぎ、直通を含む)を超えました
哈大高速鉄道は黒竜江、吉林、遼寧の3省を縦断する東北地区の大動脈です。世界初の極寒地を走る高速鉄道として、沿線では冬と夏の最大気温差が70度を超えます。中国鉄道瀋陽局グループは先例がない中、長年にわたり自主的に模索と革新を続け、極寒地における高速鉄道の運営と維持技術を全面的に掌握し、路床の「凍結ヒービング(寒冷地で土壌中の水分が凍結して地面が持ち上がる現象)」問題を克服し、厳寒や降雪という気候に対応した安全な運営組織体系を構築しました。
哈大高速鉄道を走る列車はマイナス30度の寒さの中を時速300キロで走行するため、車両の保守と点検には大きな課題が伴います。中国鉄道ハルビン局は専門のプロジェクトチームを設置し、融氷除雪装置やインテリジェント保守ロボットなどの一連のインテリジェント化・ハイテク化設備を相次いで開発し、列車の保守効率と保守基準に取り組みました。
哈大高速鉄道は開通後10年以上にわたる運営を通じて、科学技術サービスのレベルを絶えず向上させ、現在では電子チケットの導入、携帯電話による食事予約、オンラインでの座席選択などのサービスを全面的に実施しています。また、全国の高速鉄道網との統合を前向きに進め、年内にも瀋陽と長白山を結ぶ瀋白高速鉄道と接続し、瀋陽、長春、大連などの都市を中心とした2時間経済圏、また各主要都市から北京までの3時間ビジネス圏を形成することが期待されています。(提供/CRI)
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