中国外交部の郭嘉昆報道官は18日の定例記者会見で、主要7カ国（G7）サミットでの中国に関する議題について記者からの質問に応えました。

郭報道官は「G7サミットはまたもや中国に関する議題をもてあそび、台湾、南海、東海などの問題についてあれこれ言いながら、中国のいわゆる『生産能力過剰』や『市場のゆがみ』を歪曲（わいきょく）して中傷した上、中国の内政に干渉するなど、国際関係の基本ルールに違反している。中国は断固として反対し、既に関係方面に厳正な申し入れを行った」と表明しました。

郭報道官はまた、「現在、台湾海峡の平和と安定を破壊する最大の要因は『台湾独立』分裂活動と外部勢力による干渉である。もしG7が台湾海峡の平和に真に関心があるならば、一つの中国の原則を厳守し、『台湾独立』に明確に反対し、中国の統一を支持しなければならない」と述べた上で、「現在、東海、南海の情勢は全体として安定を保っており、G7は対話と協議を通じて問題を解決し、平和と安定を守る地域諸国の共同の努力を尊重し、海洋問題にかこつけて地域諸国の関係を挑発し、地域の緊張情勢を高めるのをやめるべきだ」と指摘しました。

郭報道官はさらに、「いわゆる中国の『生産能力過剰』と『市場のゆがみ』は完全に偽りである。G7がこれを口実に保護貿易主義を発動する本質は、中国の産業発展を抑制・圧迫することであり、経済貿易問題を政治化、道具化することである」とした上で、「中国はG7が世界の発展の大勢をはっきりと認識し、冷戦思考とイデオロギー的偏見を捨て、中国への内政干渉をやめ、衝突・対立をあおるのをやめ、国際社会にとって有益な積極的な行動をとるよう改めて促す」と述べました。（提供/CRI）