拡大
第2回中国・中央アジアサミットがカザフスタンのアスタナで17日に開かれた。
第2回中国・中央アジアサミットがカザフスタンのアスタナで17日に開かれ、6カ国首脳がアスタナ宣言と恒久的善隣友好協力条約に共同で署名し、サミットで12件の協力文書に署名したことが発表され、サミットの成果リストは100件を超えるなど、一連の協力に関する共通認識が得られた。特に中国の習近平国家主席は基調演説で初めて「中国・中央アジア精神」を提唱し、幾世代にもわたる友好協力に重要な根拠を提供した。中央アジア5カ国首脳は「中国は中央アジア各国が永久に信頼できる戦略的パートナーであり真の友だ」と称賛した。
中国現代国際関係研究院学術委員会の丁暁星副秘書長によると、習主席は3年前、中国と中央アジア5カ国の30年にわたる協力の成功の鍵について総括し、今回は「中国・中央アジア精神」を提唱してこの地域における協力の成功体験をさらに抽出し昇華させた。中でも相互尊重、相互信頼、相互利益、相互支援の四つの「互」は中国と中央アジア諸国の交流において堅持すべき原則を的確に要約したものであり、「質の高い発展による共同現代化の推進」はより緊密な中国・中央アジア運命共同体の構築に道筋を示すものであり、地域協力のより広い展望を導くものだ。
注目すべきは、6カ国首脳が恒久的善隣友好協力条約に共同で署名し、法形式で幾世代にもわたる友好の原則を固めたことだ。あるアナリストによると、これは中国と中央アジア諸国の政治的相互信頼が新たな高みに達したことを示すもので、6カ国関係史における新たな節目であり、この地域の協力の深化と結実に向けた土台となる。
経済貿易協力は一貫して、中国・中央アジア協力の輝かしい「名刺」だ。2024年の中国と中央アジア諸国の貿易額は記録的な948億ドルに達した。習主席は今回、貿易の円滑化、産業投資、相互接続などの協力に焦点を合わせ、中央アジア諸国と発展の経験と最新の技術成果を共有し、デジタルインフラの接続を促し、人工知能(AI)分野での協力を強化し、新たな質の生産力を育成し、年内に中央アジア諸国に15億元(約300億円)の無償援助を提供し、各国が関心を寄せる民生・発展プロジェクトの実施に充てる方針を打ち出した。
中国・中央アジア協力は、相互接続の重大なプロジェクトを着実に推進するだけでなく、「求新」と「革新」分野でもより多くの方策を巡らし、6カ国共同の現代化実現を後押しすることが期待される。カザフスタン大統領付属戦略研究所は公式ウェブサイトに掲載した文章で、中央アジア諸国にとって、中国との協力は経済的利益をもたらすだけでなく、工業化を加速させ、グリーンエネルギーを開発し、新たな技術チェーンの一部となるという各国の変革の実現にも寄与できるとの認識を示した。
親望親好、隣望隣好(親類・隣人は互いに相手の発展を願い支え合う)。より広い角度から見ると、「中国・中央アジア精神」は激動する世界にも深い教えをもたらす。習主席が述べたように、「歴史は後退してはならず、前へ進むべきだ。世界は分断されてはならず、団結するべきだ。人類はジャングルの掟に戻ってはならず、人類運命共同体を構築するべきだ」。(提供/CRI)
Record China
2025/6/19
Record China
2025/6/19
Record China
2025/6/18
Record China
2025/6/18
Record China
2025/6/18
華流
2025/6/18
この記事のコメントを見る