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山東省の大汶口国家考古遺跡公園で文化・自然遺産保護イベントが開催されました。
文化遺産と自然遺産の保護と啓発活動を目的とする「文化と自然遺産の日」(毎年6月の第2土曜日、今年は14日)を記念する今年のメインイベントが16日、山東省泰安市の大汶口国家考古遺跡公園で開催されました。山東省には目下、国家級考古遺跡公園が計4カ所あります。
大汶口遺跡は泰安市の泰山の南麓、大汶河の両岸に位置し、現存する遺跡の面積は約38.9ヘクタールに及びます。うち、汶河北岸が22.3ヘクタール、汶河南岸が16.6ヘクタールを占め、「大汶口文化」が命名された地域でもあります。大汶口文化は北辛文化を受け継ぎ、龍山文化へとつながる系譜の中で、中国文明の起源の研究において極めて重要な位置を占めています。
大汶口国家考古遺跡公園には、大汶口遺跡博物館、テーマ広場、遺跡の中心エリア、河岸の景観帯、汶河北岸の生産・生活情景の再現、古代集落の展示などが整備されており、古代先住民の暮らしや創造の軌跡を一般市民に伝える役割を果たしています。
山東省文化観光庁の元二級巡視員で考古学者の王守功氏は取材に対し、「大汶口国家考古遺跡公園は、『海岱(かいたい)文明(山東省一帯の古代文明)の中心地、中国祭祀制度の起源』という位置付けにある。大汶口遺跡は今から約6500年~4000年前に形成されたもので、中華文明の起源段階に当たり、山東省が中国の礼楽制度(礼儀と音楽により社会秩序を維持する規範)の重要な発祥地であることを示している。さらに、大汶口遺跡から出土した土器や骨器には、儀礼制度文化の特徴が数多く見られる」と語りました。(提供/CRI)
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