山田尚子監督の新作「Garden of Remembrance」が台湾上映へ―台湾メディア

Record China    2025年6月18日(水) 23時0分

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17日、台湾メディアのVERSEは、日本の著名なアニメーション監督・山田尚子氏の新作『Garden of Remembrance』が6月27日より台湾で上映されると報じた。写真はダンダダン。

2025年6月17日、台湾メディアのVERSEは、日本の著名なアニメーション監督・山田尚子氏の新作「Garden of Remembrance」が6月27日より台湾で上映されると報じた。

記事はまず、「山田氏は長年、京都アニメーションで制作に関わり、『映画 けいおん!』や『リズと青い鳥』など多くの名作を手がけてきた。その後、『ダンダダン』や『きみと、波にのれたら』などで知られる制作会社・サイエンスSARUに参加。『Garden of Remembrance』も同スタジオが制作を担っている」と説明した。

続けて、「『Garden of Remembrance』は24年に日本で初公開された、山田氏が脚本・監督を手がけた初のオリジナルの短編アニメーション。映像と音楽を織り交ぜた『視覚詩』として構成されており、言葉ではなく『感じ取る』ことで、観客は光と影、リズムの中で自分自身との心の対話を始めることができる。物語は、『誰かを思い慕う時、その感情は一体どこへ向かうのか』という問いを軸に展開され、アネモネの花ををテーマとして『きみ』『ぼく』『おさななじみ』の3人の繊細な感情の流れと揺らぎを描き出す」と紹介した。

また、「同作の制作のきっかけは、サイエンスSARU代表のチェ・ウニョン氏とエイベックス・ピクチャーズのプロデューサーの松村一人氏からの『ミュージックビデオのような短編アニメーションを作りませんか』という提案である。山田氏はそれをきっかけに『ポエムを書いてみよう』いう衝動に駆られ、詩からアイデアを膨らませて同作の構想を練ったという」と述べた。

さらに、「キャラクター原案は、『花のズボラ飯』で知られる漫画家・水沢悦子氏が担当。山田氏は彼女の絵柄に以前から引かれていたとし、『特に水沢さんの描く女の子の絵は、良い意味でだらしない感じがあって。その匂い立つような雰囲気がすごく大好きで、こんなチャンスはないなと思って、ぜひご一緒したいとプロデューサーに提案したんです。そしたらラッキーなことに快諾していただき、今に至ります』と語っている」とした。

そして、「『Garden of Remembrance』は、韓国の富川(プチョン)国際アニメーション映画祭で『特別優秀賞』と『観客賞』のダブル受賞を果たし、英国のENCOUNTERS FILM FESTIVALのインターナショナルコンペティション、スコットランド・ラブズ・アニメーションにもノミネートされた。さらに、フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭の特別上映作品に選ばれたほか、シッチェス・カタロニア国際映画祭のアニメ・コンペティションにも選出されるなど、国際的にも高い評価を受けている」と言及した。

この上映情報に台湾のネットユーザーからは「楽しみ!」「この作画好き!」「とても柔らかいタッチの作画だね」「最高!。すごく温かい感じがする」「やった〜じゃあ『きみの色』ももうすぐだよね」とのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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