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17日、極目新聞は、重症の子どもを緊急搬送するのに高額な料金を請求されたとして江西省の男性が地元の衛生当局に苦情を申し立てたと報じた。
2025年6月17日、中国メディアの極目新聞は、重症の子どもを緊急搬送するのに高額な料金を請求されたとして、江西省の男性が地元の衛生当局に苦情を申し立てたと報じた。
記事によると、同省新余市に住む唐(タン)さんは4月にわが子が病気になり、地元の病院で治療を受けるも好転しなかったため、医師の提言に従って約800キロ離れた上海市の病院に転院させることにした。その際、医師に頼んで救急車を手配してもらったところ、ドライバーから費用として2万8000元(約56万円)かかると言われたという。
高額な費用に驚いた唐さんだが、緊急性の高さからやむなく承諾。まず半額をドライバーの口座に振り込んだ。そして、わが子が無事、上海市の病院に送り届けられたことで残りの代金を振り込んだが、ドライバーからは領収書が発行されなかった。転院の甲斐あって子どもは快方に向かった一方、唐さんは高額の搬送費用に対する疑念をますます募らせた。
そこで、江西省の衛生当局に苦情を申し立てたところ、その救急車は民営の救急車で、公的な救急車では呼吸器やECMOを装着した患者の搬送ができないことを鑑みたうえで医師が手配したことを説明された。唐さんはこの説明に納得せず、転院前に費用に関する十分な説明が有るべきだったとし、ドライバーの個人口座に料金を支払わされたこと、領収書などが一切発行されなかったことに対して強い疑問を抱いたままだという。
記事は、同省衛生健康委員会の関係者が取材に対して「現在調査中」と回答したことを紹介するとともに、南昌緊急救援センターの規定によると今回の緊急搬送料金は1万1000元(約22万円)程度が妥当であること、救急車を所有する民営病院が過去に複数回行政処分を受けていることなどを伝えている。(編集・翻訳/川尻)
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