中国工業情報化部、国家発展改革委員会など5部門が組織した2025年新エネルギー自動車の農村進出イベントが15日、中国東部の江蘇省如皋市でスタートしました。

今年のイベントに入選した新エネ車は124車種で、昨年の99車種を大幅に上回りました。車種が増加すると同時に、政府、企業、業界組織はこのイベントを支援する優遇政策を講じ、より多くの農村消費者に恩恵をもたらすよう取り組んでいます。

またイベントに入選した新エネ車の車種の設計や性能なども、農村部の消費者のニーズをより満足させるものとなりました。大容量の荷台スペースを持つ車もあれば、5人乗り、6人乗り、7人乗りのオプションを選択できる車種もあります。

新エネ車の農村部への進出は、農村部の充電・電池交換などインフラの建設もけん引し、農村部の充電パイルの数が増加すると同時に、「個人充電パイルのシェア」は農村部の充電の難題に革新的な解決法を提供しました。浙江省紹興市では、観光客の胡さんが新エネ車でドライブ中にバッテリー不足となり、携帯アプリで検索したところ、村人の家にシェア充電パイルがあることを簡単に見つけ、30分で持続走行の問題を解決したとのことです。

中国の新エネ車の農村に向けた進出イベントは2020年から始まりました。中国自動車工業協会のデータによりますと、2020年から2024年にかけて、農村イベントでの新エネ車の総販売台数は着実に増加し、2020年の39万7000台から2024年には約760万台に増加しました。新エネ車の農村市場での販売伸び率は、都市の市場より速いことが分かったとのことです。（提供/CRI）