中国各地の名物ライスヌードルが全国で人気に

人民網日本語版    2025年6月17日(火) 17時30分

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中国各地のライスヌードルが人気となっている。

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中国の江西省や湖南省、広西チワン族自治区などでは、街中の朝食専門店で販売されている各種ライスヌードルが大人気となり、各種イベントも開催され、ライスヌードル経済が活況を呈している。こうした都市にはライスヌードルを食べようと多くの若者がやって来る。中国新聞社が伝えた。

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江西省南昌市紅谷灘区で開催された2025ライスヌードル産業交易会に国内外の企業500社以上が出展。南昌市の拌粉(混ぜ麺)や湖南省のライスヌードル、柳州市の螺螄粉(タニシ麺)、ベトナムのフォーといった特色ある各種ライスヌードルが提供され、多くの人の胃袋をつかんだ。

中国飯店協会の韓明(ハン・ミン)会長は、「ライスヌードルは地方経済を押し上げ、消費市場に活力をもたらす重要な力となっている。ライスヌードルを販売する一部の街中の店は近年、ブランド化され、チェーン展開するようになり、地方の名物ライスヌードルが全国の市場へ進出し、ひいては海外進出を果たしている」と説明する。

南昌市の統計によると、同市ではライスヌードルの1日当たりの消費量は市街地だけでも100トン以上に達し、ライスヌードル店7000軒以上が街中に点在している。ソーシャルメディアで「南昌拌粉」というキーワードを入力して検索すると、「南昌拌粉」を食べ歩く攻略ガイドが数多くヒットする。


事業者も若者の胃袋をつかむためにいろいろ工夫を凝らしている。南昌市のある拌粉を販売するチェーン店は「軽食+懐かしさ」というマーケティング路線を展開。縁に赤い線が入ったホーロー製のお碗、モスグリーンのレトロ風冷蔵庫、蒲を編んでつくった団扇、小さな急須など、80~90年代を感じさせるノスタルジックなグッズが店内に並び、若者の心をわしづかみにしている。

湖南省常徳市のライスヌードル企業の営業スタッフ・王勝平(ワン・ションピン)さんは、「リズムの速い生活を送る若者のニーズに合わせて、半調理ライスヌードルを打ち出した。牛肉や牛モツなど6種類のフレーバーがある」と説明する。

江西省社会科学院の専門家・程秀敏(チョン・シウミン)氏は、「ライスヌードルがきっかけで一つの都市に大きな注目が集まるという『ライスヌードル』経済は都市文化観光イノベーションの縮図だ。各地は単なる軽食の一つだったライスヌードルを文化体験や産業観光、テクノロジーインタラクションなどが一体となった総合的文化観光の担い手へとランクアップさせる必要がある。ただライスヌードルを食べるためにやって来た観光客がその都市全体に対するいい思い出を胸に帰っていくようになり、やがて人気が広まる。こうして高まった人気こそ、長く続いていくものになるだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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