「名探偵コナン」の真の魅力は本編に限らない!見る価値のあるアニオリ回―中国メディア

Record China    2025年6月20日(金) 22時0分

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11日、中国のポータルサイト・捜狐に「『名探偵コナン』の見る価値のあるアニメオリジナル回」と題した記事が掲載された。写真はコナン。

2025年6月11日、中国のポータルサイト・捜狐に「『名探偵コナン』の見る価値のあるアニメオリジナル回」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「『名探偵コナン』といえば、多くの人がまず思い浮かべるのは黒ずくめの組織、シルバーブレット、あるいは伏線回などであろう。しかし、実はアニメオリジナル回にも珠玉の傑作が多く存在する。テンポがよく、推理は見ごたえがあり、キャラクターたちの見せ場も豊富である。本記事では、ファンから『本編を超えるクオリティー』として評されている、アニメオリジナル回を厳選して6話紹介する。視聴後には『アニメオリジナル回』への見方がきっと変わるであろう」とした。

記事は1話目に「自動車爆発事件の真相」を挙げ、「物語は、毛利小五郎(もうりこごろう)がかつて家庭教師をしていた教え子の家の前で発生した爆破事件から始まる。教え子の妹が犠牲となり、小五郎は自責の念に駆られ、真相解明を誓う。このエピソードでは、普段は酒好きの酔っ払いとして描かれがちな小五郎が真剣に事件と向き合い『彼女を説得できるのは俺しかいない』とのセリフを放つなど、人間味あふれる一面が描かれ、小五郎のイメージが一新される回となった」と説明した。

2話目には「見えない凶器 蘭の初推理」を挙げ、「このエピソードでは、毛利蘭(もうりらん)が初めて単独で推理に挑む。一見交通事故のような事件をきっかけに、彼女の細かな観察力と論理的思考で、江戸川(えどがわ)コナンのサポートを受けながらも見事な推理を成し遂げた。たとえ最後にコナンが補足して締めくくったとしても、この回における蘭の活躍は、彼女の成長を見守ってきた視聴者の心を確実に打つはずだ」と述べた。

3話目には「米花町グルニエの家」を挙げ、「少年探偵団が何気なく内見するエピソードかと思いきや、展開は次々と予想を裏切る。新たな家の住人は一風変わった老夫婦であり、物語の後半で明かされる真相は、まさに背筋が凍るほどの衝撃である。血は一滴も流れないが、じわじわと不安をあおる展開は『日常回』の中でもの最高峰とも言える一話である」と評した。

4話目は「レンタカー制御不能!」だとし、「レンタカーに爆破装置が仕掛けられ、時速が20kmを下回ると爆発するという状況で、コナン、蘭、小五郎の3人が車内に閉じ込められる。名作映画『スピード』へのオマージュでありながら、コナンの世界観でも遜色なくスリル満点に描かれている。さらに、小五郎が危険の中で家族への思いから犠牲を覚悟する姿も描かれており、彼の人間的な一面が光る」と言及した。

5話目は「安室に忍びよる影」だとし、「このエピソードには銃撃も爆破も、黒ずくめの組織絡みの進展もない。ただコナンが喫茶ポアロで、安室透(あむろとおる)に接近しようとする謎の客に気づくというものだ。物語は軽やかでありながら微かなサスペンスを漂わせており、安室の謎めいた背景が静かに補足されていく。安室の日常を堪能できる代表回だ」とした。

6話目は「絶体絶命暗闇のコナン」だとし、「コナンが目を覚ますと、そこは真っ暗な箱の中であった。自分がどこにいて、なぜそこにいるのかも分からないまま、彼は知恵と体力を駆使して脱出を試みる。この回は、コナンが完全に孤立した状態で奮闘するという異色のエピソードであり、視聴者の緊張感を高める演出になっている。多くの古参ファンは『アニメオリジナル回の中でも最も劇場版のようだ』と評価している。さらに『小さな米花町に火葬場が96カ所もある』という作中の設定も話題を呼んだ」と紹介した。

そして、「『名探偵コナン』の真の魅力は、本編のメインストーリーだけにあるわけではない。黒ずくめの組織のような主要キャラクターが登場しなくとも、物語性やキャラクター描写は非常に優れており、驚かされたり、胸を打たれたり、子どもの頃に『名探偵コナン』を見た時のときめきを思い出させてくれる内容ばかりである」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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