チャン・シンチョン（張新成）とソン・ズーアル（宋祖児）が主演の中国ドラマ最新作「淬火年代」が18日に国営テレビ・中国中央電視台（CCTV）のゴールデンタイムに登場する。

「淬火年代」は2023年の制作発表以来、「艱難的製造」のタイトルで紹介されてきたが、18日からのCCTV総合チャンネルの放送、動画配信サービス・騰訊視頻（テンセントビデオ）と愛奇芸（iQiyi）での配信開始発表と同時にタイトルを変更。18年にスタートし、中国の改革開放期を舞台にした人気ドラマシリーズ「大江大河」の番外編となる。

1990年代を舞台に、留学先のドイツから戻って父親の古い機械工場を近代化するため奔走する青年、柳鈞（チャン・シンチョン）とその見合い相手で後に相思相愛となる銀行員の崔冰冰（ソン・ズーアル）のサクセスストーリー。「大江大河」の主人公の1人、宋運輝を演じたワン・カイ（王凱）が同じ役で友情出演している。

もともと6月中のオンエアが報じられてきたが、CCTVが最も力を入れるドラマを放送するゴールデンタイムの午後8時台に登場することになった。主演のソン・ズーアルは23年夏に脱税疑惑が持ち上がり、長く封殺状態が続いたが、「淬火年代」はその直前に撮影されたドラマ。その後、ソン・ズーアル主演の時代劇ドラマ「無憂渡」が4月に配信されたことをもって事実上の解禁とみられており、5月には同じく主演の時代劇ドラマ「折腰」が配信され、さらに6月は「淬火年代」が続くため、3カ月連続で主演作が登場することとなった。（Mathilda）