中国国家統計局の責任者は16日、国務院報道弁公室が開いた記者会見で、5月の国民経済の運営状況について説明しました。責任者は、「5月の国民経済は圧力に耐え抜き安定的に運営され、生産と需要は安定成長を示し、雇用情勢も全体的に安定していた。新たな成長動力が拡大し、質の高い発展がより優れた新たな段階へ向かっている」と述べました。

データによると、工業生産は安定して増加し、特に設備製造業とハイテク製造業の成長が顕著でした。5月の規模以上工業（年間主要営業収入2000万元、日本円で約4億円以上の工業企業）の増加値は、前年同月比5．8％増、前月比0．61％増となりました。

また、5月のサービス業生産指数は前年同月比6．2％増、前月比で0．2ポイント上昇しました。

市場では小売の回復が顕著で、買い替え需要に関連する商品が急速に伸びました。5月の社会消費財小売総額は4兆1326億元（約83兆円）で、前年同月比6．4％増、前月比で1．3ポイント上回りました。

固定資産投資は引き続き拡大し、製造業投資が比較的速い伸びを示しました。1～5月期の全国固定資産投資（農家を除く）は、前年同期比3．7％増の19兆1947億元（約385兆円）でした。

全体として、5月は政策の相乗効果が持続して発揮され、経済安定化と発展の促進に良い効果が現れ、国民経済は全体として安定的な発展と着実に前進する傾向が維持され、中国経済の強靭（きょうじん）性と活力が十分に示されたとのことです。（提供/CRI）