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海南省の沖合いで13日午後、スタンドアップパドルボードに乗って漂流していた男児が救助された。台風接近のため航行せずに停泊していた船が、偶然に見つけた。男児は10歳で、5時間程度漂流していた。
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中国メディアの極目新聞によると、海南省澄邁県の沖合いの海上で13日午後、スタンドアップパドルボードに乗って漂流していた男児が救助された。台風が接近したので、安全確保のために航行せずに付近に停泊していた船が、偶然に見つけた。男児は10歳で、5時間程度漂流していたとみられている。
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男児を救助したのは交通運輸部広州打撈局に所属する徳暢だった。打撈局は海で発生した各種トラブルを処理する部門で、徳暢は流出した油の回収作業などを行っている。徳暢は台風「ウーティップ」(台風1号)の接近により海が荒れたために、航行せずに停泊していた。
徳暢の当直船員が13日午後5時半ごろ、開けた海域でスタンドアップパドルボードを漕いでいる人がいることを発見した。荒れた海で一人で海上にいることは異常であるために、船員が望遠鏡でさらに確認すると、海上にいる人物は助けを求める仕草をしていた。さらに、助けを求める声もかすかに聞こえた。徳暢はただちに救助活動を開始した。徳暢から降ろされた救命ボートがパドルボードに向かい、午後6時ごろに救助に成功した。
救助されたのは10歳の男児で、5時間にわたり漂流していたと分かった。現場海上は風力7から8の風が吹いており、海はひどくしけていた。徳暢は救助した男児を港まで送り届けた。
ある水上スポーツクラブの責任者によると、たとえ内陸の湖であっても、スタンドアップパドルボードの利用に適しているのは風力4程度までの状況で、風が強く波が高い状況では非常に危険だ。また、どこでボードを漕ぐにしても、安全が確保された水域で行うべきだという。海南省海口市内の水上スポーツクラブのスタッフは、13日には現地で強風と高波に加え雨も降っていたと述べ、このような天候で海に出てボードを漕ぐのは非常に危険であり、水上スポーツを行う際はまず安全対策を万全に講じる必要があると述べた。(翻訳・編集/如月隼人)
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