日本で損害賠償を求められた中国人学生、不満を投稿したらかえって非難浴びる―香港メディア

Record China    2025年6月16日(月) 21時0分

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日本を旅行中にホテルのカーペットを濡らしたために6万円の損害賠償を請求された中国人学生が、賠償額は理不尽として、支払わずにすむ方法を教えてくれるようSNSで訴えたところ、かえって非難が相次いだ。

香港メディアの香港01は14日付で、日本を旅行中にホテルのカーペットを濡らしたことで6万円の損害賠償を請求された中国大陸部の学生の話題を取り上げた。同学生が賠償額は理不尽として、支払わずにすむ方法を教えてくれるようSNSで訴えたところ、かえって非難が相次いだという。

学生は投稿で、シャワールームの扉を半開きにしてシャワーを浴びたために、水が外に漏れたと、自分に落ち度があったことは認めた。扉を半開きにしたのは、空気がこもっていたので、少しでも風を通そうと考えたからという。

大きな問題が出たのは室内のカーペットだった。カーペットは組み合わせ式で、ホテルのスタッフは全18枚のうち15枚が使用不能になったので交換が必要と言った。技術者も呼んできて、その部屋は使用不能になったと述べ、部屋を交換する一方で損害賠償金として計6万円を請求した。内訳は、カーペット15枚の交換費用が1万5000円、作業費用が2万5000円、部屋が使用できなくなったことに伴う営業損失が2万円だった。

学生はホテルの賠償請求を受け入れず、客室の排水設備に「問題がある」と逆にホテル側の非を問うた。また、自分は引き続き宿泊するつもりなので、部屋を変更せず、外出中にホテル側が修理作業を行えばよいはずだとして、「なぜ営業損失を請求されるのか」と疑問を呈した。さらに、ホテルの修繕費が高すぎるとも主張し、「カーペットは濡れただけで使用不能になったわけではない」、さらに「アプリで調べたが人件費はそこまで高くなかった」とも主張した。

学生は、「自分は大学生で貧乏旅行中なので高額な費用は払えない」と強調し、投稿で「損失を抑える方法」や「支払わずに済む方法」をネットユーザーに尋ね、「どうしても無理なら最終的には支払う」とも表明した。

学生が投稿したのは、中国人がよく利用する小紅書だったが、同投稿は注目を集めて、フェイスブックFacebook)やスレッズ(Threads)などの多くのSNSに転載された。

多くのネットユーザーは、ホテルに損害を与えたのであれば賠償すべきとして、「ホテルに賠償するのは当然、貧乏旅行は免責理由にはならない」「貧乏なんじゃなくて払いたくないだけ」「損傷したなら賠償するのは当然」と批判し、さらに「そんなに貧乏なら日本に旅行に行くな」との痛烈な皮肉も寄せられた。

学生は、床部分が濡れてしまった写真も投稿した。すると写真に関連して、「この様子だと床までダメかもしれない」「これで6万円は良心的な金額だ」「この状態で賠償しなくて済むと思ってるのか」といったコメントが寄せられた。中には「どう見ても浴室の外でシャワーを浴びたとしか思えない」「カーペットの枚数からすると、故意にやった可能性も高そう。普通のシャワーでこんなに濡れるはずがない」との意見も寄せられた。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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