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10日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」に登場する巧妙なトリックを用いた5大事件を紹介した記事が掲載された。写真は名探偵コナン。
2025年6月10日、中国のポータルサイト・捜狐に「名探偵コナン」に登場する巧妙なトリックを用いた5大事件を紹介した記事が掲載された。
記事は1つ目の事件に「奇術愛好家殺人事件」を挙げ、「被害者は裏庭の雪の上に絞殺された状態で発見された。しかし周囲には一切の足跡がなく、現場から最も近い建物は10メートル以上離れている。一見して不可能犯罪である。この不可解な殺人を、犯人はボーガンと数本の糸のみで実行した。まず穴の開いたボーガンの矢を2本の木に向けて射ち、細い糸と矢で木の間に『空中レール』を作成。そのレールを使ってバルコニーから死体を雪の上へと『空輸』したのち、弓矢によって糸を近くの森へ引っ張り込み、現場から糸を消して『密室』を演出したのである」と説明した。
2つ目の事件には「鳥取クモ屋敷の怪」を挙げ、「被害者は部屋の中で首を吊るされた状態で発見され、遺体の周囲には細糸が蜘蛛の巣のように張りめぐらされていた。部屋は内側から施錠され、唯一の窓も子どもがやっと通れるほどの大きさしかない。まさに密室殺人事件である。この密室を犯人は、たった1本のロープと数本の釣り糸だけで作り上げた。まず窓の内側にロープの輪を設置し、釣り糸と画びょうで固定。そして、その輪を操作するための釣り糸を部屋の外に引き出した。その後、犯人はエアガンで通気窓を撃ち、被害者を誘導して窓の外をのぞかせた。そのタイミングで釣り糸を引っ張ってロープを締め、被害者を絞殺。『クモの呪い』の偽装を完璧に仕上げたのだ」と言及した。
3つ目の事件は「バスルーム密室事件」だとし、「死体は浴室で発見され、ドアの隙間や窓は隙間なくガムテープで封じられていた。一見すると、被害者が浴室内で自殺したように見える。しかし実際のトリックは驚くほど単純であった。犯人は被害者を殺害し、浴室のドアと窓をガムテープで貼った後、内側から再びドアを強引に開けて脱出。江戸川(えどがわ)コナンたちが現場に来た時、ドアのガラス越しに見えたガムテープにより、『開けられない密室』と誤解させたが、実際はドアは普通に開く状態であり、犯人はコナンたちと一緒に『強引に押し開けた』ように見せかけながら、こっそりドアノブを回していたのだ。この事件は、人々が持つ『密室』への先入観を巧みに利用し、極めて低コストで高い誤導効果を実現した。まさに『心理的密室』の傑作である」と評した。
4つ目の事件は「呪いの仮面は冷たく笑う」だとし、「被害者はベッドの上で無残に殺害されており、胸にはナイフが突き刺さっていた。周囲には数百枚の数百枚の『呪いの仮面』が散乱しており、部屋は施錠されていて侵入の形跡はなく、またしても密室殺人事件であった。この事件のトリックは非常に想像力に富んでいる。犯人はナイフにゴムひもを結びつけ、そこに多数の仮面を通していった。それを通気口から部屋内に送り込み、外側からゴムひもを手繰り寄せることで、仮面がナイフの『柄』となり、最前部のナイフが勢いよく前進する。最後に物差しなどの道具を使って仮面を押し出すことで、ナイフの刃が見事に被害者の喉を刺し貫いたのだ。この密室殺人事件は『呪いの仮面』という伝説を利用し、奇抜で独創的なトリックと組み合わせることで、現場をまるでホラー劇のような空間へと変貌させたのである」と述べた。
5つ目の事件は「霧天狗伝説殺人事件」だとし、「被害者は10メートルの天井の梁(はり)につるされて殺害されており、室内には登った痕跡もはしごもなく、事件は伝説の霧天狗による犯行を示唆していた。この事件のトリックは作中でも最も大胆かつ想像力に富んだものと言える。犯人はまず被害者を絞殺し、その遺体をゴムボートに乗せた。次にすのこを使って隣の滝の水を天窓から部屋に引き込み、72.9トンもの水と共に浮上、天井の梁(はり)に遺体が到達した後、小窓から壁を破壊して水圧で一気に水を流し出した。この事件は、妖怪伝説と物理トリックを見事に融合させてミステリーの雰囲気を演出した。多くのファンからは『名探偵コナン』史上、最も完成度の高い犯罪トリックと絶賛されている」と強調した。(翻訳・編集/岩田)
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