台湾の歌手で俳優のケン・チュウ（朱孝天）がアイドルユニットのF4（エフフォー）再結成について、実現に向けて自身は何の手段も持っていないことを語った。

神尾葉子さんの人気漫画「花より男子（だんご）」を実写化した2001年の台湾ドラマ「流星花園」から誕生したF4は、ケン・チュウ、ジェリー・イェン（言承旭）、ヴァネス・ウー（呉建豪）、ヴィック・チョウ（周渝民）の4人組ユニット。05年ごろからメンバーがソロ活動に重点を置くようになり、09年に解散に至った。13年1月に中国のテレビ局の旧正月特番で一夜限りの復活を果たしたのが4人そろって姿を見せた最後となっている。

最近、F4がデビュー25周年を迎える来年に記念コンサートを開催する計画があると報じられた。台湾の音楽事務所・相信音楽がバックアップし、昨年15年ぶりの再結成で人気再燃した男性グループ・Energy（エナジー）の成功例をもとにコンサートを手がけるとされている。

このほどケン・チュウはライブ配信の中で、この再結成について言及。「僕が最初にノーと言うことも、最後にイエスと言うこともありません」「今のところ何の話も聞いていないけど、僕自身はやりたいと思っています」と語り、前向きな態度を示した。

ケン・チュウは他の3人との直接の連絡方法がないこともあり、実現に向けて働きかける手段がないと語った。しかし、「ぜひ応援してください。いつかは実現できます。ただ、今はうわさを真に受けることなく、公式発表を待ってください。僕も楽しみです」と話し、メンバーの年齢による体力的な問題もあって、可能なら早い時期を望むことも明かした。（Mathilda）